Googleスプレッドシートのレポート作成を自動化する方法
「毎週月曜日の朝、前週のデータをスプレッドシートに集めてグラフを更新する」という作業をしているチームは多いです。この作業は、多くの場合、完全に自動化できます。どの方法が自分たちの状況に合っているかを判断するための情報を整理します。
Google Apps Scriptで自動化する:最もシンプルな方法
すでにGoogleスプレッドシートを使っているなら、Google Apps Script(GAS)が最もシンプルな選択肢です。GASはGoogleのサービスと深く統合されており、スプレッドシートの操作、Gmailの送受信、Googleフォームのデータ取得などを組み合わせた自動化が比較的簡単に実装できます。
GASのトリガー機能を使えば、「毎週月曜日の朝8時に実行する」という設定も数クリックで完了します。コストは無料(Googleアカウントがあれば使える)で、社内にGoogleワークスペースが導入されている企業には特に向いています。
複数のSaaSからデータを集める場合はMakeが有効
レポートに使うデータが、Googleスプレッドシートだけでなく、SalesforceやHubSpot、kintoneなど複数のツールに分散している場合は、GASだけでは対応が難しくなります。この場合、Makeのようなノーコード連携ツールを使って、各ツールからデータを集約する仕組みを先に作り、その結果をスプレッドシートに書き込む構成が有効です。
この構成では、データの集約とレポート生成を分離して設計することで、後からデータソースが増えても対応しやすくなります。
Looker Studioで可視化まで自動化する
Googleが提供するLooker Studio(旧データポータル)は、スプレッドシートや各種データソースと連携して、ダッシュボードを自動更新する仕組みを作れます。レポートをPDFで送る必要がなく、URLを共有するだけで常に最新のデータが見られる環境を作れます。
ただし、Looker Studioは「見る人」が慣れるまでに時間がかかることがあります。経営層への報告など、フォーマットが固定されているレポートはスプレッドシートのまま自動化し、分析用のダッシュボードはLooker Studioで作る、という使い分けが現実的です。
どの方法を選ぶかは、データの所在と、レポートを受け取る人の使い方によって変わります。まず「誰が何のためにこのレポートを使うか」を整理することから始めてください。